<GK川島永嗣のミラクルセーブを欧米メディアが大絶賛!>「世界的に有名になった男が名誉を挽回」

現地時間6月28日に行なわれたロシア・ワールドカップのグループH最終戦、日本対ポーランドの一戦。過去2戦からスタメン6人を入れ替えて臨んだ日本は攻守両面で歯車が噛み合わず、すでに敗退が決まっているポーランドに0−1の黒星を喫した。かろうじてフェアプレーポイントの差でセネガルを抑え、グループ2位の座を確保。まさに薄氷を踏むような戦いぶりで、なんとか決勝トーナメント進出を果たした。
 
 そのゲームで殊勲のセービングを連発したのが正守護神、川島永嗣だ。コロンビア戦、セネガル戦とミスが続き、日本国内では不要論が活況を帯びていたが、西野朗監督はそれでも川島の経験値に信頼を寄せた。35歳のベテランは、その期待に応えて見せたのだ。
 
 なかでも欧米メディアが絶賛したのは、33分のシーンだ。カミル・グロシツキの強力ヘッドに鋭く反応し、川島はゴールライン上でこれをブロック。ゴールラインテクノロジーの再検証によって判明したのは、およそボールの半分がゴールライン上に乗る際どさだった

 英衛星放送局『Sky Sports』は「日本の主将がスーパーセーブでチームを救った。豪快なワンハンドセーブでポーランドの望みを断ち切ったのだ。まさにほんの数センチの差だった」と称賛。そして「あと1点取られていれば日本は敗退していた。日本のマン・オブ・ザ・マッチはカワシマ以外にいない」と持ち上げた。
 
 米大手ネットワーク『CBS Sports』もこの日本の大ピンチに焦点を当てた。「セネガル戦での失態により、カワシマの名は世界でも有名になったが、この日は終始安定したパフォーマンスを披露して名誉を挽回した」と記し、「なかでもゴールライン上で掻き出したあのグレイトセーブはハイライトだった」と綴っている。
 
 英公共放送『BBC』も「グロシツキが完璧なヘディングを放ったが、カワシマには通用しなかった。あれほどギリギリの状況でのセービングは観たことがない! 今大会ベストのひとつだ」と驚きの声。試合終了後は「カワシマは見事に失地を回復した。常にスイーパーのように的確に振る舞い、後半もひとつビッグセーブがあった。フリーキックから1点を失って日本は敗れたが、カワシマはサムライブルーをベスト16へ導いた立役者のひとりだ」と評した。
 
 次なる相手はベルギーか、それともイングランドか。どちらにせよ、川島にとってはまた、大忙しの90分間となりそうだ。

サッカーダイジェスト6/29(金) 2:42配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180629-00043107-sdigestw-socc