W杯ロシア大会で女性リポーターへのセクハラ相次ぐ ブラジル、ドイツ、スウェーデンのリポーターがキスされるなどの被害

各国の女性リポーターへのセクハラ相次ぐ サッカーW杯
2018年6月28日 13時48分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180628/k10011498751000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180628/K10011498751_1806281428_1806281433_01_02.jpg

サッカーワールドカップ ロシア大会の試合会場で、現地からの中継を行うテレビ局の女性リポーターが、サポーターとみられる男から、突然キスされそうになるなどのセクハラ被害を相次いで受けていて、非難の声が高まっています。

このうちブラジルのテレビ局の女性リポーターは24日、エカテリンブルクで行われた日本 対 セネガルの試合を前に、スタジアムから中継を行おうとしていたところ、突然、近寄ってきたサポーターとみられる男からほおにキスされそうになりました。

この女性リポーターはすぐに体を反らせるとともに、「二度としないで。許さないわ。失礼で間違っている」などと強い口調で訴え、男に反撃しています。

今回のロシア大会では、各地で女性リポーターへのセクハラが相次いでいて、このほかにもドイツやスウェーデンのメディアの女性リポーターが、中継中にカメラの前でサポーターとみられる男に体を触られたり、キスされたりするなどの被害を受けたことがわかっています。

一連のセクハラ行為をめぐっては、ジャーナリストの報道の自由を守る活動などを行っているアメリカの民間団体が「こうした暴力は決して許されない」とするメッセージを出すなど、世界的に非難の声が高まっています。