<W杯展望|ナイジェリア×アルゼンチン>生き残りを懸けてメッシが挑む! 突破の条件とキープレーヤーは?

絶対エースの得点力と突破力を最大限に活かすには――。

予想布陣
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ロシア・ワールドカップ グループD・第3戦
ナイジェリア−アルゼンチン
6月26日(火)21:00(日本時間27:00)キックオフ/サンクトペテルブルク
 
 崖っぷちに立たされたアルゼンチンが突破するには、このナイジェリア戦の勝利が絶対条件。そのうえで他会場のアイスランドクロアチアに引き分けるか、敗北なら16強進出が確定する。
 
 だが、アイスランドが勝った場合は、得失点差の勝負に持ち込まれる。現時点ではアイスランドが1点差で上回るため、アルゼンチンは3〜4点差以上の勝利を収めたいはずで、リスクを負ってでも序盤から攻勢に打って出る可能性が高い。
 
 想定されるのが、今大会では初となるエネル・バネガのスタメン起用だ。中盤の守備力はやや低下するとはいえ、そのぶん展開力はアップするだろう。クロアチア戦ではリオネル・メッシが低い位置まで戻ってボールを受け、センターサークル付近から単独突破を繰り返しては行き詰まるシーンが多かった。この絶対エースの得点力と突破力を最大限に活かせるかどうかは、バネガの出来にかかっているかもしれない。
 
 勝てば無条件で、引き分けならアイスランドの結果次第で2大会連続の16強入りが決まるナイジェリアは、2戦目で2ゴールと爆発したFWアーメド・ムサのスピードを活かしたカウンターアタックを、効果的に使いたいところ。その2戦目から導入した新機軸の3-5-2が思いのほか機能しただけに、このアルゼンチン戦でも採用してくるだろう。
 
 過去のワールドカップでは4戦してアルゼンチンが全勝。ただ、昨年11月に親善試合で対戦したときは、ナイジェリアが4-2のスコアで粉砕し、苦手意識を払拭している。
 
 はたして、唯一手に入れていないワールドカップのタイトル獲得を目指すメッシは生き残れるのか、それともナイジェリアが引導を渡すのか。今大会最大の注目カードのひとつと言っても過言ではない。

サッカーダイジェスト6/26(火) 11:17配信
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